酵素センサー Comilu for histamine

 
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今まで培ってきたモノづくりのノウハウと技術で、新たな分野「食の安全」への挑戦

近年、牛肉の BSE、大腸菌 O-157 の食中毒、食品加工中の異物混入など「食の安全」 は私たちの健康を害するものとして、大変関心の高いニュースとして取り上げられています。
安全な食品が私たちの食卓に並ぶように、国がさまざまな規制基準を作り、農水産物 生産業者や食品加工会社は、それ以上の社内規制基準を作ることで対応しております。 そのためには、「規制対象物を測る」ことができてはじめて成立する話であり、化学 分析機器メーカーもより良い分析機器の開発を常に行っています。

その中でも、フジデノロが注目したのが化学物質のヒスタミンです。ヒスタミンは魚が死ぬことで、その魚のえらなどについている細菌が少しずつ作り出す化学物質で、魚の鮮度の指標にも使われている化学物質です。ヒスタミンを大量に摂取すると顔の紅潮、頭痛、蕁麻疹、発熱、嘔吐などのアレルギー様食中毒を引き起こします。
また、ヒスタミンは加熱してもなかなか分解されない性質があり、一度作られると減らすのは非常に困難です。最近でもヒスタミン汚染による食中毒や製品回収が起こっている為、ヒスタミンは水産加工会社の悩みの一つになっています。

現場の声から生まれた、酵素センサー Comilu for histamine

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ヒスタミンの簡易濃度測定器は、時間 (1時間程度 ) がかかり、化学分析できる部屋 (スペース) が必要で、訓練を受けた人でないと扱えないものが多く、現場からは、より短時間でどこでも誰でも簡単に測定できる装置が熱望されていました。
そのような現場の声から生まれたのが、酵素センサー Comilu for histamine です

Comilu は「いつでも」「どこでも」「誰でも」扱えるヒスタミン濃度測定器

Comilu は 350g の小型ボディーにバッテリーを搭載しているので、どこでも持ち運び、ヒスタミン濃度測定ができる簡易測定器です。 ヒスタミン分解酵素を固定した酵素センサーチップに検体 ( 液体 ) を垂らすだけで測定できるため、検体の前処理に時間がほとんどとられず、検体の抽 出から濃度測定終了までが約 10 分程度と短時間でヒスタミン濃度の測定ができます。 さらにオプション品の検体抽出器を使えば、簡単に魚肉からも検体 ( 液体 ) が抽出でき、非常に簡単にヒスタミン濃度測定をすることが可能です。

また測定器の操作も簡単で、電源を入れた後、数回ボタンを押すだけの簡単な操作で測定が行えるようになっています。 詳しい使用方法は、動画を参照ください。

Comilu ならできる、新たな付加価値を皆様の製品に

Comiluがあれば、今までのヒスタミン濃度測定作業が簡便になるただけてではなく、今までできなかったこともできるようになります。

 ■買い付け先で、買う前の原料チェック

 ■ヒスタミン汚染の疑わしい製品を、その場でチェック

 ■醤油などで色のついた加工製品もチェック

製品仕様

型式   DH-EH101
品名   酵素センサー Comilu for histamine
ヒスタミン測定範囲   0 ppm ~ 500 ppm 誤差 ±10 %
最小表示桁数   1 ppm ※1
測定可能な検体の特性   液体(抽出液) pH 6 ~ 9 塩分 5 %以下 ※2
必要検体量   1回当たり2~3滴(約100μl)
測定環境温度   25 °C ± 3 °C
電源   12 V AC アダプター
消費電力   約 0.3 W
連続可動時間   100 時間 ※一回充電で500 回以上測定可能
充電時間   5 時間
データ保存数   80 回分(測定日時付き)
測定方法   電気化学測定
外形寸法   H47×L182×W74(mm)
重量   350 g ※AC アダプタは含まず

 

※1 測定値は一桁まで出力されますが、有効値は 10ppm の単位となります。
※2 検体が測定可能な範囲に入らない場合は、別途希釈することで測定することができます。

 

「酵素」×「電気化学」 → 可能性は無限大

Comilu は、酵素センサーチップに異なる酵素を固定することで、測定したい様々なターゲットを分析できる可能性があり、フジデノロでは新製品 ( 新ターゲット ) の開発に取り組んでいます。もし、新ターゲットのご要望や Comilu についてのご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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