Li BNCTシステム

Technology of Fujidenolo

フジデノロは、長年培ってきたお客さまニーズにお応えする精密・精緻な加工技術に加えて、技術革新の速い産業機械や医療技術を独自の視点で支え、また切り拓くべく新たな価値を生みだす独自技術の開発にも力を注いでいます。また、技術重視に偏らず、デザイン性や機能性、ユーザーベネフィットを常に取り入れた上での新しい技術開発を続けています。

BNCT は、ホウ素製剤と中性子線を用いてがん細胞のみを選択的に死滅させる、次世代のがん治療法です。加速器を用いたシステムによる小型化と高い安全性により、民間病院への設置を可能とします。

 

X 線治療、粒子線治療に続く「第三の放射線治療」と言われる BNCT は、再発がんや浸潤性の高い難治性のがんなど、正常細胞とがん細胞が入り混じったがんに対して特に有効です。

 

「株式会社 CICS」は BNCT の中性子源として従来の原子炉ではなく、小型の陽子線加速器とリチウムターゲットを組み合わせたシステムを開発しました。コンパクトで低コスト、高い安全性により、民間病院への導入が可能です。

原子炉型 BNCT と加速器型 BNCT の大きさ比較

 

BNCTによるがん治療の流れ

 

がん細胞に特異的に取り込まれる特定の「ホウ素化合物」をあらかじめ投与し、がん細胞内に蓄積。

 

 

このホウ素化合物に、加速器を用いて生成される「中性子」を照射。

 

  ホウ素化合物と中性子が衝突し、核分裂によって生じる粒子線の一種「α線」と「Li 原子核」によってがん細胞を内部から死滅。

 

システム概要

加速器型 BNCT システム

大電流陽子線 RFQ リニアック

核燃料を使用せず、電源を切れば放射線は射出されないため安全な装置です。直線型陽子加速器によって、陽子を2.5MeVに加速します。

   

Li ターゲットシステム

加速した陽子をリチウムに衝突させて、中性子線を発生させ、治療に適したエネルギーにまで減速します。使用済みリチウム薄膜を洗浄し、再蒸着する自動再生装置を備えています。

 

可搬型カーボン天板

治療計画に従って患者様の位置と姿勢を自動的に調節し、中性子線が腫瘍に最適な角度で当たるように保持できます。また、患者様が照射口に衝突しないよう、多重の安全機能を設けています。患者様を治療時の姿勢に固定したまま、ストレッチャを介して治療計画用 CT スキャナから照射台への移乗を可能にします。

 
     

5 軸可動式照射台

可搬型カーボン天板治療計画に従って患者様の位置と姿勢を自動的に調節し、中性子線が腫瘍に最適な角度で当たるように保持できます。また、患者様が照射口に衝突しないよう、多重の安全機能を設けています。