技術情報

Technology of Fujidenolo

フジデノロは、長年培ってきたお客さまニーズにお応えする精密・精緻な加工技術に加えて、技術革新の速い産業機械や医療技術を独自の視点で支え、また切り拓くべく新たな価値を生みだす独自技術の開発にも力を注いでいます。また、技術重視に偏らず、デザイン性や機能性、ユーザーベネフィットを常に取り入れた上での新しい技術開発を続けています。

MIセンサ技術 MI Sensor Technology

センサの特徴:

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MIセンサ

1933年に名古屋大学の毛利教授らによって発見されたアモルファス金属ワイヤの磁気インピーダンス(MI)効果を応用した超高感度磁気センサです。

MIセンサは感磁部としてアモルファスワイヤを用い、外部磁場に呼応したアモルファスワイヤの磁気的性質の変化を小型超高密コイルで捉えます。

 
 
 
 
 

MIセンサ原理:

磁界の測定原理

 

磁気直列式MIセンサヘッド:

オリジナル技術

外乱磁界のアモルファスワイヤ内部での磁束密度分布は、中心に対して対称となり、2センサの出力を差動動作することによりノイズを除去できます。(特許第5429717号)
mi-element2弊社の磁気直列式MIセンサヘッドのメリット
  • オールデジタル処理で直流~MHz帯まで計測可能
  • 磁気シールド不要で高磁気分解能
  • システムが小型で可搬
  • 室温動作(他の高感度センサのように冷却設備不要)
 

磁気直列式MIセンサヘッドを応用したオリジナル製品:マグガードMAGGUARD

装置概要:

MR装置の吸着事故を防止

検査数や高磁場装置の導入等が原因で、MR装置の金属吸着事故が増えています。死亡事故の報告もあり、無視できない状況となっています。磁気直列式MIセンサヘッドを搭載した磁性体検知器(マグガード)によりMR室入室者の所持品をチェックし、このような悲惨な事故を未然に防ぎます。
 

特徴:

より微小な磁気信号を精度よく磁気ノイズから分離するために、製造精度を確保することが大変難しい200mm超の磁気直列MIセンサヘッドを開発し導入

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短時間の磁気変化も見逃さない

音楽CDデータの数千倍のデータ密度

 

4つの機能でノイズを学習し、環境ノイズの多い場所でも誤検知を防止

機能:

使用方法

Ⅰ. 数10センチ離れた微小な磁性体の検知

  ヘアピン、ボールペン、ライター、聴診器等

  → 患者及び医師のスクリーニング等に使用

Ⅱ. 数mの範囲内にある磁性体の検知

  ガスボンベ、掃除道具、磁性体を含む車いす等

  →医師や業者等による磁性体持ち込み防止等に使用

 

装置内での磁場発生防止、EMC対策

MR装置やその他の医療機器等への影響は徹底的に排除

マグガードの磁気直列式MIセンサヘッドは磁場を発生させないため、MR装置に影響を与えることはありません。また、シールド性の高い設計とともにアルミ中心の筐体によりMR装置への影響を徹底して排除しています。
 

「磁性体」検知位置の可視化

磁性体の位置表示LED、検知音を搭載

 磁性体までの相対的な距離によって色が変わるLED表示灯と検知音により、磁性体の位置を示唆します。位置の特定に役立ち、特定に要する時間やストレスから解放します。
 

スマート設計

省スペース設置、容易に移動可能

自立式でもスペースを取らず、つまずきや蹴込みスペースなど、人の動きも配慮した安全設計です。また、スタッフの方が一人でもマグガードを移動しやすいように重量や形状の工夫もなされています。
 

デザイン:

検査を受けられる方、医療従事者の方にも配慮したヒューマンセンタードデザイン

 
筐体は可能な限り薄く軽快な印象とすることで、検査を受けられる患者、医療従事者の方々にストレスを与えないことに配慮しています。 外形寸法:高さ 187× 幅53× 奥行32(cm)

 

 視認性の高い表示灯や移動しやすい形状など、日常業務にあたるスタッフの方にも配慮しています。

 

MIセンサ応用例:

  • セキュリティ用金属探知機
  • ワイドレンジ電流センサ
  • 生体運動検知機
  • 食品異物検査装置
  • EV車用Liイオンバッテリー検査装置
  • 培養組織評価装置
  • 心磁計
  • 脳磁計
  • てんかん診断装置