陽子線用乳がん治療システム

Technology of Fujidenolo

フジデノロは、長年培ってきたお客さまニーズにお応えする精密・精緻な加工技術に加えて、技術革新の速い産業機械や医療技術を独自の視点で支え、また切り拓くべく新たな価値を生みだす独自技術の開発にも力を注いでいます。また、技術重視に偏らず、デザイン性や機能性、ユーザーベネフィットを常に取り入れた上での新しい技術開発を続けています。

陽子線用乳がん治療システム

乳がんの陽子線治療は、乳房が重要臓器と近接していること、また、乳房が容易に変形してしまうことから困難でした。

メディポリス国際陽子線治療センター」が開発した治療メ ソッドと、「メディポリス国際陽子線治療センター」と「フ ジデノロ株式会社」で共同開発した陽子線用乳がん治療装置は、乳房を固定し、重要臓器との距離を離すことを可能にし、仰臥位での安全な乳がん陽子線治療を実現しました。

治療メソッド

通常の陽子線治療を乳がんで行う場合、乳房の形状が容易に変形してしまうという照射精度の問題があります。また、重要臓器との距離が近いため、陽子線の副作用の懸念があります。本システムは乳房全体を覆う特殊な固定具を患者様に装着することで、乳房の位置を安定させ、また乳房を体幹から離すことによって、以上の問題をクリアできます。さらに、呼吸による変動を軽減することもできます。

システム一覧

体位変換装置

患者様の体位を腹臥位になるように旋回 させ、乳房を下垂させるための装置です。 180°旋回可能で、0.01°単位で調整が可能です。患者様は自走式寝台上で、吸引式クッション及びベルトによって固定 されており、旋回中の安全性が十分確保 されています。

固定された患者の移動システム

患者様を固定したまま、CT、MRI、施術台等に容易に移乗することが可能です。 また、4 方向からの移乗もできます。ガス駆動かつ非磁性体で構成されるため、 MRI室への搬入が可能です。

 
 

形状取得装置

患者様ごとの乳房形状に合致した乳房固定具を作るために腹臥位時の乳房形状の三次元データを取得します。ワイヤレスで安全かつスムーズに撮影が可能な装置です。

 

固定具装着装置

可動する4軸とレーザーポインターによって、患者様の乳房と乳房固定具の位置を合致させて装着する装置です。

乳房固定システム

腹臥位の乳房形状を仰臥位でも保持する乳房固定システムです。患者様一人一人専用の乳房固定具を作製します。乳房固定具は樹脂製でMRI 対応です。乳房固定具内面に設けられた強力かつ無害な粘着層によって乳房を固定します。

 

 

装置寸法一覧

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