放射線治療機 Radixact®︎(Accuray社製)

分野
放射線治療領域 放射線治療機 
技術
ヘリカルCT技術 画像誘導放射線治療(IGRT) バイナリMLC
ラディザクト(Radixact)は、アキュレイ社が開発した最新の放射線治療装置で、トモセラピー技術の進化形として高精度かつ柔軟な治療を実現。
360度回転しながららせん状に照射することが可能で、複雑な形状や広範囲にわたる腫瘍にも均一かつ集中的な照射が可能。さらに、内蔵された高精度のCTにより、毎回の治療前に腫瘍の位置を正確に確認し、ズレを補正する画像誘導放射線治療(IGRT)を実施し、照射の精度を常に維持します。精密さと効率性を兼ね備えたラディザクトは、現代のがん治療において極めて有効な装置です。

こんな課題を解決します

  • 複雑な形状や複数の腫瘍にも照射したい

  • 常に正確な位置で照射したい

  • つなぎ目を軽減し広範囲で照射をしたい

特長

特長1

360度回転をしながら行う照射とバイナリマルチリーフコリメータ(MLC)

バイナリMLCといった独自のシステムを搭載し、従来のMLCの50倍以上の速さで開閉が可能。放射線を照射・遮断する動作をミリ秒単位で制御し、複雑な腫瘍の形状にも細かく対応が可能で、照射線量を精密に調整が行えます。360度回転しながら行う照射と組み合わせることで、複雑な形状の腫瘍や複数の腫瘍にも的確に照射ができ、正常組織への影響を最小限に抑えながら高精度な治療が実現します。

360度回転をしながら行う照射とバイナリマルチリーフコリメータ(MLC)
特長2

内蔵CTで照射前に画像確認

高精度な画像誘導放射線治療(IGRT)機能を備えており、毎回の治療前に内蔵CTで体内の画像を取得し、腫瘍の位置を正確に確認し、補正してから照射を実施します。これにより、体のわずかな動きや日々の変化にも対応ができ、常に狙った場所に正確な位置への照射が可能となります。従来よりも位置ずれのリスクが低減されるため、不要なマージンを減らして正常組織への影響を最小限に抑えながら、安全で効果的な治療を実現します。

内蔵CTで照射前に画像確認
特長3

135 cm までつなぎ目の無い照射が可能

らせん状に回転しながら放射線を照射する独自の技術により、頭頸部から骨盤までなどの長い範囲へ一括照射が可能です。これにより、広範囲にわたる腫瘍や複数の腫瘍を1回の治療で均一にカバーすることができ、従来のように複数の照射野を組み合わせる必要がありません。その結果、線量のムラや接合部のリスクが減り、治療精度が向上します。また、治療時間の短縮にもつながり、患者様の身体的・心理的な負担を軽減することにつながります。

135 cm までつなぎ目の無い照射が可能

医療機器承認番号

販売名:ラディザクト (医療機器承認番号:22900BZX00032000)

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