定位放射線治療装置 CyberKnife S7™ System(Accuray社製)

分野
放射線治療領域 定位放射線治療装置
技術
ロボットアーム 動体追尾機能 多方面照射
サイバーナイフ(CyberKnife)は、アキュレイ社が開発した高精度な定位放射線治療装置です。ロボットアームにより、あらゆる角度から腫瘍へ照射ができ、複雑な形状や難しい位置の病変にも対応可能。さらに、「Synchrony(動体追尾機能) 」技術が搭載されており、呼吸などで動く腫瘍の位置をリアルタイムで追跡しながら照射が可能。これにより、肺や肝臓など動く部位でも高精度な照射を実現し、照射マージンを最小限に抑えられるため、正常組織への影響を軽減し、より安全で効果的な治療が可能です。

こんな課題を解決します

  • 多方面からの照射を行いたい

  • 呼吸や動体によるズレにも高精度な照射

  • 脳・脊髄など高リスク臓器部位への照射

特長

特長1

ロボットアームを用いた高精度かつ多方向照射

ロボットアームを用いた自由度の高いビーム照射により、1mm未満の精度で腫瘍に線量を集中させることができます。この高精度な照射により、複雑な形状の腫瘍や脳・脊髄などの重要臓器近接部位にも安全に治療が可能。また、数百方向からビームを照射することで、腫瘍に線量を集中させながら、周囲の正常組織への被ばくを最小限に抑えることができます。これにより、副作用の軽減や再照射の可能性も広がり、患者にとって安全かつ効果的な治療が実現し、手術が難しい症例の治療においても大きな利点があります。

ロボットアームを用いた高精度かつ多方向照射
特長2

身体のわずかな動きによる腫瘍の位置ズレもリアルタイムで補正

腫瘍の位置ズレをリアルタイムで補正できる「動体追尾機能(Synchrony)」を搭載。この技術で呼吸や体のわずかな動きによって腫瘍の位置がズレても、その動きを常に追跡し、ビームを自動で合わせることが可能。これにより、腫瘍だけに正確に照射ができ、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えることができます。また、照射マージンを小さくできるため、副作用の軽減にもつながります。肺や肝臓など動きのある臓器の腫瘍にも非常に有効。

身体のわずかな動きによる腫瘍の位置ズレもリアルタイムで補正
特長3

少ない照射回数で治療が完了

極めて高精度な照射技術により、1回あたりの線量を高く設定できる。そのため、少ない回数で治療を完了することが可能。ロボットアームによる多方向からの集中的な照射と、腫瘍の動きをリアルタイムで追尾する機能により、狙った腫瘍にのみ正確に照射を集中できるため、短期間で十分な治療効果が得られる。これにより、治療期間や通院回数を減らし、患者様の生活への影響が少なくなるほか、早期の社会復帰や治療負担の軽減にもつながります。

少ない照射回数で治療が完了

医療機器承認番号

販売名:サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム (医療機器承認番号:22200BZX00721000)
販売名:サイバーナイフM6シリーズ (医療機器承認番号:22600BZX00126000)

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