超高感度iMusセンサシステムのセキュリティ応用
高感度iMus磁気センサを用いたセキュリティ武器検出装置は、装置から如何なる信号も発生させずに、銃やナイフといった武器を検出します。また対象を静止させることなく、検出できることから、気がつかれずにチェックすることも可能です。
導入の背景
近年の公共の場所で不特定多数を狙う無差別犯罪の増加。多数が利用する鉄道などでは、通常の武器検査が困難
多数の人々が利用し、出入り人数が100万を超えるような鉄道の駅などでは、一人ひとりを呼び止めてチェックすることが困難です。従来技術の金属探知機や、ボディスキャナーのような装置の適用も大変難しい現状があります。
超高感度iMus磁気センサを用いたセキュリティ装置は、被験者を装置内に立ち止まらせる必要はなく、被験者が通過する間に武器を所持しているかどうかを検知できます。また、適切にカモフラージュすれば、全く被験者に気付かれずにチェックすることも可能です。
顔認識等他システムと連携させることにより、被疑者を自動追尾するシステムも構築できます。
ソリューション詳細
武器の検出と識別
iMus磁気センサは、センサ磁気材料から弊社で製造する独自技術であり、地磁気の1億分の1程度の極めて微小な磁界分解能を有します。また、MRI磁性体検知器”MAGGUARD”シリーズで蓄積した磁性体検知技術とAI技術を適用し、武器の種類や所持する位置も推定できます。
人を静止させずに武器検知
iMus磁気センサを用いた武器検出システムは、常に検知し続けており、被験者が歩行中でも問題なく判定できます。そのため、混雑する人々の流れを乱すことなく、セキュリティチェックを可能とします。
金属探知機が電磁波を放出して計測するのと異なり、完全パッシブ、非侵襲計測を実現しているので、被験者にペースメーカーや内蔵除細動器の有無などを問い合わせるサポート要員の必要なく、全自動、スムーズに検査を進めることができます。
